ゲゲゲの鬼太郎 第6期 89話 にて、
写真映えを目指してライトアップを行なった寺をみて、妖怪の一人「ぬらりひょん」が一言。
「なげかわしや。豊穣なる夜の闇が、また一つ消えてしまいましたねぇ・・・」
「豊穣なる夜の闇」という言葉のセンス、痺れました。
暗闇は何も見えないからこそ、何でも存在し得る無限の豊かさを抱く、という事でしょうか?
能や茶道でも「間」を大事にする、と聞いた事が有りましたが、相通じる所が有るかもしれません。
また、妖怪と人間が互いを排除しあう争いを見て、ねずみ男が一言。
「アホくさ・・・この世はまだらに出来てんだ・・・・白黒はっきりさせたら、しんどいだけだぜ」
人間と妖怪の混血らしい、達観した意見です。
主人公の鬼太郎も人間と妖怪の混血らしく、第6期のゲゲゲの鬼太郎は至る所にテーマとして「多様性と他者を認める寛容さ」が混ぜられています。
日本のアニメの人気の秘密は「写実的」という意見が有りますが、描画以外に、このゲゲゲの鬼太郎に、大人でも楽しめる奥深い内容をちりばめているところもまた、評価を高める(病みつきにさせる)要因なのでしょう。
ちなみにお薦めはゲゲゲの鬼太郎第6期の「第68話 極刑!地獄流し」です。お盆の時期という放送のタイミングと内容で泣けました。情操教育にも良いかも。
下記は<第63話~第75話収録>とあるので第68話が有るようです。
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